やよい軒「冷汁ととり南蛮の定食」¥890

2016/5/11(水)。

昨日「米どころん銀座三丁目店」にお邪魔した結果、「定食店のご飯食べ放題ってそんなに差があるのだろうか?」という疑問が頭に浮かんで離れなくなってしまったので、「やよい軒」さんへ。

会社からは結構な距離があるが、てくてく歩いて15:15ごろ到着すると、期間限定の看板メニューとして「冷汁」があるじゃないか。歓喜以外の言葉が見つからない。

券売機で「冷汁ととり南蛮の定食」(¥890)を買い、カウンターがきつきつだったので奥の方の2人席に座り、食券を渡す。その際、店員さんがお漬物が入った容器をテーブルに置いていってくれた。

この時間でも店内は7割程度の入りといったところか。昨日も「鶏唐揚げ黒酢タルタル」を食べたのだが、チキン南蛮かぶりなんて全く気にならない(好きだから)。うきうきしながら料理の到着を待つ。

数分でお盆が目の前にやってくる。ゴマドレッシングがかかったキャベツとミズナとニンジンのサラダ、刻んだゆで卵と漬物とマヨネーズを自分で混ぜる方式のタルタルソース、とり南蛮4つ、アジの半身の開き、白ゴマとキュウリと木綿豆腐の冷汁、ご飯。

とり南蛮は、「米どころん」さんと違いふわっとした食感。甘酢とタルタルソースも絶妙でおいしいのだが、なんでタルタルソースを自分で混ぜる方式にしたのだろうとはふと思った。とはいえご飯が進むこと進むこと。サラダ、漬物と合わせて食べ進め、この時点で茶碗はほぼ空に。

続いて冷汁をそのまま一口。氷がたくさん入っているので最初は少し濃い味付けだが、カツオだしなのかすでに魚の風味が感じられ、アジを入れなくても冷汁として成立している。アジを冷汁に入れずおかずとして食べる客を想定してのことだろうか。それに皿数が1つ減ってしまうという見栄えの問題もあるのだろうけど、アジは骨やヒレやウロコ(ゼイゴ含む)の処理はされていないので、自分でほぐそうとするとどうしても手を使わざるを得ず、濡れおしぼりがあればよいのだけど紙ナプキンでは脂や臭いは取れないので、女性客や誰かと連れ立って行くときには不向きなメニューだなという印象。もったいない。特にウロコは食感に非常に影響が出るので、「魚は皮がおいしいの!」という人でなければ全部取ってしまうのが無難かと。などと思いつつ、ほぐしたアジを冷汁に入れて食すと、結局「冷汁ですね~」と思わず顔がほころんでしまった。

満を持してご飯をお代わりし、ご飯も冷汁に入れて完成形にしつつ、残りのとり南蛮とご飯もあらためて味わいつつ、完食。長い間お代わりや大盛りは控えていたのに、2日連続でお代わりしたどころかこの日に至ってはご飯(冷汁)をおかずにご飯を食べるという、食べ盛りの学生や、ゆうきまさみさんの漫画「究極超人あ~る」のR・田中一郎さんのような食べ方をしてしまったが、好きなんだからしょうがないだろう。

そういえばご飯は、普通においしかったと思う。

ごちそうさまでした。

●やよい軒「冷汁ととり南蛮の定食」¥890
コスト・・・★★★★☆
パフォーマンス・・・★★★★☆
総合・・・★★★★☆
→文句も書いたし、普段のランチより割高だが、十分満足というか、これであと¥100安かったら毎週通ってしまう満足度の高さ。ただ、時間をコストに含めると、アジをほぐす手間はやはりマイナスかと。

お水はテーブルごとにポットあり。

温かいお茶は食べ放題の炊飯ジャーの横。「美味しい召し上がり方」という紙がお盆に載ってくるが、どう食べるかは自分次第。

好きなように食べればいいと思います